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フエ外大でスピーチコンテスト

茨城県連も審査員で参加

リードベトナムのフエ外国語大学で4月7日、日本語スピーチコンテストが行われ、茨城県連から村田みのり事務局次長が審査員として参加しました。10年以上続く同コンテストは年々レベルが上がり、ここ数年、上級者1位の学生がハノイで行われる全国大会に出場し、優勝するなど大きな成果を残しています。

今年も近隣の中学生、高校生を含む10人の初級者、大学生8人が参加する中上級者に別れてコンテストが行われました。「ふるさと」をテーマにそれぞれが、家族のこと、地域のこと、フエのよさ、心のふるさと、絆など思い思いのふるさとについて熱い思いを日本語でスピーチしました。

開会にあたり、バオ・カム学長は「近年日本語を学ぶ学生が増え、全国スピーチコンテストでも大きな成果をあげている。しかし、言語としての日本語にとどまらず日本文化もしっかり学び、その言葉のよさも学んでいってほしい」と話し、参加者を激励すると共に、審査員として参加しているフエの日本企業、JICA(国際協力機構)、日本ベトナム友好協会茨城県連合会の協力に感謝の意を述べました。  参加者は500人の見学者を前に緊張しながら、日本語で熱心に自分の思いを伝えていました。

初級部門の優勝者はファン・ニュー・イェン・チーさん「17歳の女の子の心の中のハノイ」の題で、実家を離れフエでの独り暮らしを通して自分を支えているふるさとハノイの景色や家族の存在を語りました。中上級部門では、リー・マイ・ユエン・カンさんが「列車の音」で、線路沿いに住んでいて列車の音がうるさいと思っていたが、大学生になりその列車には必死で働いている人やふるさとに帰る人が乗っている。それぞれの人生を運んでいる。そしてその列車の音がする家がわがふるさとで、今では自分を奮い立たせる音だと話し、優勝しました。

2人には優勝の賞状と茨城県連合会会長賞が贈られました。カンさんはハノイで行われる全国大会に出場します。「日本で勉強する機会はなかなかない。ぜひ日本に行って日本語を勉強したい」と夢を膨らませていました。