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概要・沿革

1 組織概要

<名称> NPO法人茨城県ベトナム友好協会

<理事長> 山口 やちゑ

<創立> 1967年7月9日

<設立> 2022年7月1日 NPO法人化

<住所> 〒310-0022 茨城県水戸市緑町1-1-18 茨城県立青少年会館内

<電話・FAX> TEL029-224-3500 FAX029-224-3505

<メールアドレス> webadmin@nv-i.jp

<ホームページ> www.nv-i.jp

<沿革>

1967年7月、ベトナムでのアメリカによる北爆の本格化や地上軍の投入などで激化する戦争状況が日本国内に伝えられる中、「アメリカのベトナム侵略戦争反対」「ベトナム戦争の停止と平和的解決」を掲げ、当協会の前身「日本ベトナム友好協会茨城支部」を結成して、県内各地でベトナム反戦運動を展開しました。

ベトナム独立後は、友好運動は、「人間を大切にする運動」と位置づけ、ベトナムの国づくりのために様々な活動を続けてきました。

2003年7月、組織の拡大に伴い「日本ベトナム友好協会茨城連合会」と名称を変更しました。

2022年7月、社会的信頼性を高めるため、任意団体から法人格を取得し、組織を改編して「NPO法人茨城県ベトナム友好協会」と名称を変更しました。

<代表者> 

初代会長 下山田虎之介 1967年7月~2016年7月 

2代会長 齋藤 平   2016年7月~2019年7月

3代会長 山口やちゑ  2019年7月~現在

※2022年7月のNPO法人化に伴い、会長職より理事長職となりました。

<会員数> 200名(2023年6月現在)

 

2 主な事業

(1)ベトナム訪問団派遣事業
  • 1992年10月、第1次ベトナム訪問団13名を派遣しました。ツーズー病院訪問し枯葉剤に苦しむ幼子に日本から運んだ医療薬品や器具を提供したり、募金活動で集めた支援金の贈呈を開始したりしました。越日友好協会にも表敬訪問を始め、今日でも友好親善の絆を深める訪問を続けています。
  • 2000年4月、第8次ベトナム訪問団16名を派遣し、ボー・グエン・ザップ将軍やグエン・クォック・ズン前駐日大使と親しく懇談しました。
  • 2014年3月、チュオン・タン・サン国家主席が国賓として訪日されたときには、日本政府関係者の謁見を前に、直接茨城にお越しいただき当協会訪問していただきました。サン国家主席からは、ベトナムとの交流事業の取り組みに対して感謝の言葉をいただきました。
  • 同年10月、第19次ベトナム訪問団は茨城県訪問団と合流し、総勢100名を超える大訪問団を派遣しました。官邸に招かれるなど国賓級の待遇を受け、3月の再会を果たし友好親善の絆をより強固なものにしました。
  • 2016年11月、第20次ベトナム訪問団21名を派遣。当協会とベトナム中部のフエにある「フエ外国語大学」との交流を通して両国の友好関係を促進することを目的として協定書を交わしました。また、児童保護施設「アンタイ子どもの家」への支援を始めました。
  • 訪問団は46名を派遣した2023年9月の訪問で、通算25回を数えるに至っています。
(2)フエ外国語大学との交流

 協定締結に基づき、訪問する度に日本から絵本100冊や日本語教材を運んだり、同大学で開催される日本語スピーチコンテスト助成金を贈呈したり、学生同士の交流会を行ったりしています。

(3)アンタイ子どもの家の支援

 100冊児童図書を日本から運んだり、活動助成金を贈呈したりしています。2022年10月に訪問したときには、コロナ禍で支援が減った影響で子ども達の栄養状態が十分でないことを知り、急遽現地で補助栄養乳を調達して緊急支援もしました。

(4)留学生との交流
  • ホームステイ実施
    2017年8月、留学生2名が会員宅で7泊8日のホームステイを実施。一般家庭の生活を体験することを通して日本に対する認識を広めてもらおうと取り組み、この事業は今日まで継続しています。
  • イベント共同参加
    2016年11月、茨城県主催「茨城をたべよう収穫祭」当協会ブースで留学生が運営に携わったことを皮切りに、数々のイベントに共同参加してベトナムへの啓発活動に協力して取り組んでいます。
(5)技能実習生との交流

 2018年11月、県内で働く技能実習生が地域の人たちと関わり繋がれるよう、技能実習生と地域の人たちが協力して行う清掃活動を実施しするなど、実習生の交流に取り組んでいます。

 

2 コロナ禍における活動

 2020年からの新型コロナウィルス感染パンデミックの中、いち早く生活の不安や悩みを抱えるベトナム人の方々のために様々な支援活動を展開しています。

(1)食料支援

コロナ禍によりアルバイト収入がなく学費や生活費に不安を抱える留学生や仕事が減り生活に困窮する実習生などを対象に、精米、カップ麺、菓子、衣類などを支援しました。

  • 2020年 県内4ヶ所で約300人に配布。
  • 2021年 県内12ヶ所で約900人に配布。
  • 2022年 県内8ヶ所で約500人に配布。
(2)無料法律相談会開催

  コロナ禍関連の解雇、休職問題、在留カードの確認、必要書類作成など、法律的な問題に対して専門弁護士による無料法律相談会を計6回開催。100件以上の相談に応じ不安や悩み解消に応じるとともに再雇用の紹介などを行いました。

(3)ベトナム本国への洪水災害支援           

2020年11月、ベトナム中部での大規模な洪水被害に見舞われたフエ市に支援物資を送り、フエ市人民委員会の協力を得て、罹災された人々にタオルや衣類、ランドセルなど計2000点を超える物資を配布しました。

 

3 主な表彰

  • 2002年1月、日本ベトナム協会訪越日本代表団としてハノイを訪問した下山田会長にベトナム諸国友好団体連合会より「平和友好記念章」が授与されました。
  • 2003年8月、チャン・ドゥク・ルオン国家主席名による「友好勲章」がグエン・ティ・ビン前副国家主席より直接下山田会長へ手渡されました。
  • 2018年8月、日越国交関係樹立45周年記念式典において、当協会に国家主席から授与された「友好勲章」をグエン・クォック・クオン駐日大使から拝受しました。
  • 2021年4月、駐日ベトナム大使館主催「令和2年新型コロナウィルス感染パンデミックによる被害を受けた在日ベトナム人コミュニティに対し、貢献された個人及び団体表彰」において、当協会並びに山口会長へ表彰状を賜りました。